どんなプロテインを選ぶべき?プロテインの種類による違いとは

ドラッグストアやスポーツ用品店、最近ではコンビニでも目にする機会のあるプロテイン。「たくさん種類があって、どのプロテインを選べばいいかわからない」という方もいらっしゃることでしょう。

プロテインは大きく大別すると二種類、動物性プロテインと、植物性プロテインに分けられます。それぞれの違いは、読んで字のごとく原材料となっているものが動物性か植物性かになります。

動物性プロテインは、原材料としてホエイ、カゼイン(ミルク)が使用されていることが多く、また植物性プロテインは、ソイ(大豆)を原材料として使用されていることが多いです。

プロテインは肉、魚、穀物といったものにも多く含まれていますが、市販の「粉末」のプロテインとして販売されているものは、主に上記3種類(ホエイ、カゼイン、ソイ)が主原料となっているものがほとんどです。今回は、この3種類の違いについて解説していきます。

プロテインにはどんな種類があるの?

市販されている粉末プロテインの種類は、先述の通り主に3つ。ホエイ、カゼイン、ソイの3種類なります。

それぞれの主原料は下記の通り。

ホエイ:牛乳(ヨーグルトの上澄み)
カゼイン:牛乳
ソイ:大豆

ホエイとカゼイン、どちらも牛乳から作られています。両者の大きな違いはというと、ホエイが水溶性なのに対し、カゼインは不溶性であること。水溶性は体への吸収スピードが速く、一方の不溶性は体の中での滞留時間が長い。それぞれに違った特徴がありますので、プロテインを摂取する目的に合わせて、種類を選んでみてください。

目的別、最適なプロテインの選び方

プロテインは、私たちの筋肉や臓器、皮膚や髪といった体の一部となるもの。もちろん「粉末」のプロテインも、私たちの体に吸収されたあとは、同じ働きをしてくれます。それはどの種類を摂取するかによって変わってくるものではあません。

けれど、どの種類を摂取するかによって、プロテインが体に与える影響速度は違ってきます。加えて、「粉末」のプロテインには、たんぱく質以外の成分も含まれています。ホエイ、カゼイン、ソイ、それぞれに含まれている成分が異なりますので、この成分が体に与える影響はそれぞれ違うものとなります。そのため上記3種類のプロテインからどのプロテインを選ぶのか。自らの摂取目的に合わせて、考える必要があるのです。

それらをまとめると、このようになります。

ホエイ
体への吸収速度が速く、アミノ酸が豊富。
すぐに体に吸収されるため、トレーニング・運動をしている方におすすめ。

カゼイン
体への吸収速度はゆっくり。満腹感が続きやすい。
寝る前、運動をしない日の摂取がおすすめ。

ソイ
体への吸収速度はゆっくり。
大豆イソフラボンによる美容効果が期待できるため、女性におすすめ。

それぞれ良い面がありますので、運動をする日はホエイを、就寝前にはカゼインを、ダイエット中にはソイを、と使い分けてもいいでしょう。

けれど、プロテインを摂取する際に一番大事なことは、「飲むこと」です。「種類が多くてわからない」や「選べない!」と尻込みしていては、たんぱく質不足の状態が続くだけ。とりあえず飲み始め、飲むことに慣れてきたらそれぞれの効果を意識し、より専門的なものへとシフトしていく。そんな始め方をしてみてもいいでしょう。

まとめ

以上が、ホエイ、カゼイン、ソイプロテインの違いになります。いかがでしたでしょうか。自分が何のためにプロテインを飲むのか、それさえはっきりしていれば、プロテイン選びで悩むことはありません。目的と影響を考え、自分にぴったり合ったプロテインを選ぶようにしましょう!