更年期の症状緩和には豆類(大豆・黒豆・豆乳)を摂取しよう!その理由とは

50歳前後になって更年期を迎えると、閉経してホルモンバランスがくずれ、心身の不調が起こりやすくなります。この症状は閉経の前後5年間と長期に渡って続くので、悩みを抱えている女性は多いと思います。

そんな方にオススメなのが「大豆イソフラボン」です。今回は大豆イソフラボンが有効な理由と、大豆イソフラボンを摂取しやすい食品やサプリについて紹介します。

更年期の症状緩和には大豆イソフラボンが有効

更年期の主な症状には、以下のようなものが挙げられます。

・肩こり、目まい、動悸、息切れ
・食欲不振、吐き気、憂鬱
・頭痛、腰痛、関節痛

症状の内容や程度には個体差があり、これらは閉経して女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することで起こります。つまり言い換えると、女性ホルモンの代わりとなる栄養素を摂取すれば症状を緩和できます。

そこで大きく注目されているのが「大豆イソフラボン」という栄養素です。大豆イソフラボンは腸内細菌によって「エクオール」という成分に変化し、このエクオールは女性ホルモンと似た働きをすることが研究で明らかになっているからです。

エクオールをつくる腸内細菌を持つ日本人は、2〜3人に1人といわれています。残念ながら、大豆イソフラボンは全員に等しく効果があるわけではありません。しかし、大豆イソフラボンを普段から摂取していると、将来的に腸内細菌を生み出すことが期待できます。

大豆イソフラボンは豆類から摂取できる

大豆イソフラボンは、その名の通り大豆を使用している食品に多く含まれています。主な食品と大豆イソフラボンの含有量は、以下の通りです。

・木綿豆腐  約42mg(1/2丁150g)
・絹ごし豆腐 約38mg(1/2丁150g)
・納豆    約36mg(1パック45g)
・豆乳    約41mg(1本200g)
・黒豆の煮豆 約11mg(30g)

内閣府食品安全委員会では、大豆イソフラボンの1日の摂取目安量を70〜75mgとしています。毎日の目安量を達成するには、どの食品がどれだけ大豆イソフラボンを含んでいるのかを考え、それぞれの食品を組み合わる工夫が必要です。

より効率的な摂取にはソイプロテインが有効

毎日の食事だけで大豆イソフラボンを摂取するのは大変です。そんなときには「ソイプロテイン」をぜひ活用してみてください。

プロテイン(タンパク質)と聞くと男性が飲むものと思われがちですが、タンパク質は私たちの筋肉・骨・肌・髪・爪などを構成するとても重要な要素です。つまりタンパク質を摂取すれば、美容やボディメイクに大きな効果が期待できます。

またソイプロテインは原料に大豆を使用しており、大豆イソフラボンも豊富に含んでいます。水に溶かして飲むだけなので、毎日の食生活にぜひソイプロテインを取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

更年期になると体のあちこちで起こる不調は、女性ホルモンの欠乏が原因です。

女性ホルモンンのカバーには大豆イソフラボンが効果的ですので、大豆食品を毎日摂ることを心がけましょう。

また食事だけでなく、サプリとしてソイプロテインを活用するのもオススメです。