ランニングを行うと、ランニング後の30~60分でダメージ受けた筋肉修復のためにカロリーを消費します。
つまり、ランニング後にプロテインを補給すれば、美しい筋肉へと筋肉修復が行われ、プロテインの摂取カロリーも消費されるというわけです。
でも、プロテイン効果はそれだけではありません。
そこで、この記事では、ランニングダイエットと、プロテイン効果について解説します。
ランニングに欠かせないプロテイン
ランニングでは、上手な栄養補給をしないと、ダイエットに成功しても筋肉が痩せてしまいます。
日頃から運動の習慣が無い人が、ランニングダイエットをいきなり始めると、かなりの疲労感と筋肉痛で、カロリー消費が大きいような満足感を得ることができるかもしれません。
しかし、本当に消費したカロリーは、思うほどもないのです。
ランニングによって消費するエネルギー(kcal)=体重(kg)×距離(km)
つまり、体重52kgの女性が、5km走ったとしたら、260kcalのエネルギーを消費したといえます。
ご飯一杯は、女性用お茶碗一杯110gで235kcal、5kg走ればご飯一杯分のカロリーは楽々消費となります。
走る前に糖分を摂取すると、1~2時間程度で血糖値がピークを迎え、効率よく脂肪を燃焼させてくれます。
ただし、食べてすぐの運動は、胃に良くないので、ちょうど消化が進むくらいの1~2時間程度経った後がお勧めです。
さて、糖分を摂取しないでランニングを始めると、脂肪燃焼のために、身体はタンパク質を分解して、糖分を体内に補給しようとします。
すると、せっかく摂取したタンパク質が、筋肉の修復に使われず、脂肪燃焼効果にだけ役立ってしまいます。
それでは、ダイエットには成功しても、筋肉が痩せて、引き締まった美しい身体にはならないのです。
とくにヒップや股の筋肉が痩せると、老けたお尻(お尻がペッチャンコで垂れ下がった座布団尻)、垂れ下がったお尻になってしまいます。
これでは悲しいですよね。
そこで、走る前に軽く糖分を摂取して、走り終わって30~60分程度でプロテインサプリメントを身体に補給してあげると、効率よく脂肪が燃焼できて、美しい筋肉に修復されるというわけです。
炭水化物は、糖分とタンパク質の筋肉合成に欠かせない成分ですから、先に紹介した計算式で、走るときに消費されるカロリーよりも少ない炭水化物の摂取をお勧めします。
「簡単!栄養andカロリー計算」http://www.eiyoukeisan.com/
のサイトで、食事のカロリー計算を習慣にするのもお勧めです。
プロテインとゆるいランニングで基礎代謝アップ
筋肉ムキムキまでは希望しないけれども、引き締まった身体になりたい人は、ゆるいランニングから始めるのがお勧めです。
普段から運動の習慣が無い人は、膝関節の周りの筋肉が少なく、膝に負担がかかりやすく、がんばりすぎた過度なランニングで、膝関節を故障させてしまう可能性もあるからです。
人が走るときの、着地時に膝にかかる衝撃は、体重の4~5倍はかかるといわれています。
54kgの人の場合、体重の4倍というと216kgもの衝撃が、小さな膝関節に集中してしまいます。
一旦膝関節を故障すると、関節周りの軟骨の修復は難しく、膝を痛める癖がついてしまいます。
でも、膝周りの筋肉が十分であったなら、その膝関節を体重の衝撃から筋肉が守ってくれるのです。
だから、激しいランニングをしたい人は、ランニングに慣れることから始め、膝周りの筋肉作りに心がけることが重要なのです。
まずは、筋肉作りのために、そしてなおかつ美しい筋肉に修復できるよう、ゆるいランニング後のプロテイン補給がお勧めです。
そして、走った距離と体重からランニング消費カロリーを計算して、消費カロリーよりも少ないカロリーを摂取することを心がけておけば、身体に自然とダイエット効果が現れます。
また、基礎代謝アップの方がランニング30分よりも効果的だとよく聞きますね。
ランニング前の糖質補給と、ランニング後のプロテインで、適度な筋肉をつけて、引き締まったダイエットに成功したという事は、そのまま基礎代謝アップに繋がることをご存じですか?
血流は、心臓のポンプだけで送られているのではなく、心臓から遠い部分や重力に逆らって送られる部分は、筋肉の伸縮によって血液は送られています。
リンパの流れに関しては、100%筋肉の伸縮だけで、全身を巡っているのです。
血液は、全身の細胞の酸素と栄養分の補給を、リンパは細胞の排泄物や老廃物を体外に排出する役割を担っています。
血流やリンパの流れがよどむことなくスムーズに機能していれば、全身の細胞が健康的で身体の機能を向上させてくれます。
つまり、内臓機能が活発になれば、基礎代謝が自然とアップするのです。
基礎代謝とは、生きているだけで動いている臓器が消費するエネルギーのことです。
ランニングによる、筋力アップは、美しい脚やヒップ痔繰りだけでなく、血流やリンパの流れを良くしますので、基礎代謝アップで、効果的なダイエットが可能となるわけです。
ランニングのカロリー消費と基礎代謝のカロリー消費で、効果倍増ですね。
でも、食事のカロリー計算は、ランニングのカロリー消費だけ考慮に入れて、基礎代謝のカロリー消費まで計算に入れないでくださいね。
食べた分のカロリーをゆるいランニングで消費していれば、基礎代謝効果でダイエットが成功しますので、ダイエットもそんなに過酷ではなくなります。
プロテインはランニング後の疲労回復効果もある
筋肉は繊維でできていて、その筋繊維を太くすると、筋肉は疲れにくい丈夫な筋肉になります。
筋肉は、骨と違って、何歳になっても、78日で生まれ変わります。
だから、全然運動していない筋肉が痩せた人も、また70歳を超えたお年寄りでさえも、無理せず、自分に合ったやり方で、ゆっくりと歩く程度の有酸素運動から始めて、脚を丈夫にしていくことができるのです。
また、身体の臓器はタンパク質でできています。
疲労感とは、身体の細胞がダメージを受けたことを脳に知らせる信号の一つです。
だから人は、疲労感を感じたら、休息しようと思いますし、食事や水分補給をしようとするのです。
このような疲労回復は、身体中の臓器に、酸素や栄養分をたくさん補給し、細胞単位のダメージの回復を図っているということです。
でも、タンパク質だけあっても筋肉の合成はできませんので、ミネラルやビタミンCや水分補給も重要です。
プロテインを補給する際には、ビタミン郡やミネラルが多く含まれたプロテインを選ぶようにしましょう。
また、ビタミンCは過剰に摂取しても尿として体外に排出されますので、美容のために、ビタミンCが含まれたプロテインもお勧めです。
なお、ランニングの際には、多量の汗をかきますので、塩分やミネラルが含まれたスポーツドリンク等を十分に補給しましょう。
水分摂取の目安は、1日2.5Lといわれています。
運動量の多い人は、もっとですが、2.5Lを目安に毎日十分な水分摂取を心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
ダイエットをするなら効果的なダイエットを心がけましょう。
余分に食べたカロリーは、消費すれば良いのです。
その消費方法は、有酸素運動が効果的ですが、ランニングでも競歩でも、自分の身体に無理のない程度で、毎日続ける事が効果的です。
ランニング前の糖分といっても、食べ過ぎは、ランニング後のプロテイン摂取を妨げますので、自分が食べているものカロリーを把握する事をお勧めです。
また、ランニング中に水分を摂取しすぎると、お腹いっぱいになってプロテインが上手く吸収できないこともありますので、気をつけてくださいね。
何でも、ほどほどで、そして継続が重要です。
そして、丈夫な疲労しにくい太い繊維の筋肉になって、基礎代謝を上げましょう。
基礎代謝アップは、デトックス効果もあって、身体全体を健康にしますので、効果的なダイエットになります。
そして、健康な身体は、「あなたを最も美しく見せる健康美」に導いてくれますよ。
プロテインダイエットで、健康美も一緒に手に入れましょう。